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高尾山自然研究路 高尾山を縦横無尽に歩こう

高尾山自然研究路2号路

高尾山自然研究路2号路

高尾山自然研究路2号路 2号路( 霞台ループコース )は、登山ルートというよりは、その名の通りケーブルカーの終点駅の高尾山駅の周辺をループ状に散策するコースになります。
 お手頃コースとして、小さな子供連れファミリーからご年配の方の散策には、適当と推薦しているサイトもありますが、やや道が狭いことに加えて、アップダウンも少なくなく、本当に安易なコースかというと意外とそうでもありません。
 特に蛇滝コース分岐と4号路分岐との間は、極端に狭いため、登山者同士の離合にはちょっと神経を使いそうです。
 また、舗装されたところはありませんし、雨の後は滑りやすいので、注意が必要です。
 とはいっても高尾山霞台を囲むようにしたこのコースは、1キロに満た な高尾山自然研究路2号路いので、約30分で歩けてしまうのは、それなりに魅力です。

 さて、高尾山の霞台は、1号路を登ってきたハイカーと、ケーブルカーやリフトの利用者が合流する地点です。
 ここから浄心門にかけて、1号路を直径にしてカシ類を主とする常緑広葉樹林とイヌブナを主とする落葉広葉樹林とが尾根を挟んで見られる地域を一周するコースです。
 したがって、ここだけを目的として廻るのではなく、3号路 や4号路と組み合わせて使うのがよいでしょう。
 北側の道は霞台直下で蛇滝コース、浄心門付近で4号路に、一方の南側の道は霞台直下で琵琶滝コース、浄心門直下で3号路と連結しています。

 また夏になるとビアガーデンが開かれる霞台 の下で1号路と分かれます。
 高尾山を代表する木はイヌブナですが、この林がこれほ まとまって残されているのは東京でも稀とかで貴重な所ということです。

 ところで2号路を進む際、ぜひ気を付けてもらいたいのは、2号路コースの登山道の両横なのです。なんと北側斜面と南側斜面は植林の種類が違う、つまりすみわけが行われているのです。北側斜面には、ブナなどの東北地方に植えられている木があります。逆に南側には南地方に植えられている木々があります。不思議なことに、同じ環境なのに北側と南側の斜面で植林されている木々が異なるというのも、見どころポイントのひとつです。

距離:0.9㎞  所要時間:約30
  

     高尾山自然研究路

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