高尾の豆知識 


  

4-11.蛇滝


 高尾山裏高尾の猪の鼻山の前を南におれると、蛇滝を通り高尾山へ登る登山道へとなります。

 蛇滝は琵琶滝と同様に滝修行の水行道場です。その昔、猟師に撃たれた白蛇が今にも殺されそうになった時、そこをたまたま通りかかった俊源大徳に助けられました。白蛇はそのお礼にと、滝修行の場を探していた俊源大徳の為に滝に化身し、我が身を提供したという言い伝えがあります。     

 この滝行ですが、神道の「みそぎ」同様、水で心身を清める行為は仏教でも「垢離(こり)」と呼ばれ、とりわけ真言宗で尊重されてきました。それが日本古来の山岳信仰に由来する「滝への崇拝」と結びついたのが滝行といわれています。      

 蛇滝そのものは今から三百年ほど前に道場として整えられ、戦前から一般の人たちに開放されています。定期的に通ってくる人もいるといるそうです。ここでは滝が御本尊。青龍大権現です。その印を結び、口に経を唱えながら、御本尊と自分が一体になるよう観じるといいます。      

 最近は高尾山に韓国の方もよく来られるとのことで、お堂の壁には日本語と一緒にハングル文字の注意書きがされているそうです。      

 蛇滝へはJR、京王線高尾駅からバスで蛇滝口下車。さらに徒歩で約10分(駐車スペースあり)      

 最初の数回は指導を受ける必要があります(指導料2000円)。その後、一人で行う場合は入滝料500円。原則として年間を通し入滝できます。      
事前申し込みが必要ですが、毎月17日と第一土曜日に初心者講習会あります。
詳細問い合わせは、高尾山薬王院(電0426-61-1115)へ。      

 ところでこの高尾山裏高尾のバス停「蛇滝口」前には、「蛇滝の下の峯尾」として古くから親しまれてきた「行者宿」の建物が今も残っています。その軒下には「はね板」と呼ばれる札が掲げられていて、今もこれがそのまま残っています。「はね板」は縦50cm、横15cmの大きさで、今見ることができるのは75枚です。高尾山の講中の人々が、この宿にが建てられたおり、掛けたものだということですが、時代を感じさせられる風情のある景色が、そこには今もあります。 

     




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