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高尾山のまわりは城山だらけ

 高尾山をめぐる山々のなかに「城山」とつく山が多いのに気がついた方はいらっしゃいますか。
 実は、城山と名のつく山(丘も含みますが)は、6つもあるのです。その名の通り、いずれも古来、城があった山です。これほどまでに城の数々があることをみても、いかに八王子から高尾の一帯が、戦国武将たちにとって、意味のある場所であったかうかがわれます。これをご紹介しましょう。

1.ハイキングコースでも有名な裏高尾町と南浅川町・神奈川県相模湖町との境界の山で高さは670.6m。高尾山よりやや高いということになりますが、北条氏の武田氏に対する防塁があったということで、この名がついているようです。
 高尾山から陣馬山へ続く縦走路や相模湖への東海自然歩道にあり、山頂の電波塔は、ハイカー達にも有名な目印。「小仏城山」と呼んでいる。

2.八王子城があったことから、この名前がついた。八王子城山とも呼ぶ。古来は、深沢山、牛頭山、慈根寺山、古城山とも呼ばれていたようだ。高さ445.5mで、高尾山の表参道の途中から、この山が対面に見える。山上の八王子城は、戦国時代最後の山城と言われ、本丸跡と言われる地点は、標高450mもあり、八王子全域を眺める絶好のポイントであり、ここに城を築いた意図はよくわかる。

3.椚田城があった山(初沢山)を地元の人は城山と呼んでいる。

4.上恩方町と下恩方町の境の山で、高さは、365.5m。浄福寺城があったことから城山と呼ばれた。別名、浄福寺城山、恩方城山、新城山。

5.片倉城のあった山を城山と呼んでいる。山というより丘である。

6.滝山城のあった山を城山と呼んでいる。

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