高尾の豆知識 


  

3-18.東海自然歩道


 東海自然歩道は、東京の「明治の森高尾国定公園」から大阪の「明治の森箕面国定公園」まで、太平洋メガロポリスの背後を通り緑豊かな自然と貴重な歴史を伝える文化財をたずねる、心身の健康と安らぎを与える1都2府8県にまたがる全長1,697kmの歩道です。

 その長い長い道のりの中には、高尾山、裏丹沢、忍野、青木ケ原、竜爪山、久能尾、秋葉山、鳳来寺山、段戸、明智、中山道、関ケ原、養老、鈴鹿高原、青山高原、室生、山の辺の道、春日山と柳生街道、笠置山、信楽、石山と宇治川、比叡山、大原、嵐山、箕面など、数多くの興味地点が点在している。
また、富士山周辺では 山中湖から森林の中を抜ける青木ヶ原樹海、牧場や草原の広がる朝霧高原、標高1335mの長者ヶ岳、天子ヶ岳などを通って南アルプス 方面へ抜けています。

 この歩道は、昭和44年厚生省(現在環境省)が、我国で最初の長距離自然歩道構想として発表し、国民の大きな支持をえて昭和45年度から事業に着手下ものであって、国民共通の遺産であり誇りでもある美しい日本の自然を国民の誰もが心ゆくまで探勝できるようにという願いがこもっています。
また、歩道を含む周辺一帯のほとんどが国立、又は国定公園地域となっており、沿線の自然は法律によって保護され、都市化や産業開発によって失われようとする自然の防波堤の役割も果たしています。

 実に多くの人の意見を取り入れて3カ年計画で着手されたわけですが、このコースは、じかに自然に触れ埋もれがちの貴重な文化財に出会うことを条件に選出されました。
歩くことだけが目標ではなく、名勝地、古戦場、旧街道を多く経由して、歴史の流れを知るなど、内面的に豊かになろうという狙いがあるわけです。

 もっとも全コースを歩くと50日はかかるでしょうからよほど余暇を持つ人でないと歩き通すのは無理でしょうから、コースを通る各都市から分割して歩く人が多いようです。
高尾山の自然研究路の1号路が東海自然歩道の東の起点になりますので時間に余裕があれば一つ足を延ばしてみるのもいかがでしょうか。





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